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- 2017年03月22日category: 空き家問題
- アパート建築の提案は、詳細内容を確認し、リスクに充分気を付けながら検討しましょう。
空き家・実家相談センター プランナーの後藤です。
アパート建築を提案する会社はたくさんありますが、検討いただくときは充分に気を付けていただきたいと思います。
先般、不動産活用コンサルティングをご依頼いただいた方からのご依頼で、とある建築業者さんからのアパート建築提案の説明に同席させていただきました。
その業者さんからは、「当社は、企業さんの寮・社宅ニーズの斡旋を受託しており、今回、ある企業さんの従業員さん用の寮・社宅ニーズ対応のためのアパート建築をしていただける方を探しております。」とのお話がありました。
寮・社宅ニーズへの対応は、もちろん解約リスクがありますので、慎重に検討しなければなりませんが、企業の体力、ニーズのボリューム、必要スペック、借上げ期間等の条件によっては、通常の一般向けアパートより賃貸経営としてのメリットが出る場合もありますので、楽しみにご依頼者とともに説明を聞くことにしました。
ところが、その建築業者さんからは、分厚いアプローチブック(営業説明用ツール)による自社説明(当社はこんなに実績が多く、安心できる会社です、という説明。)と、大手賃貸専業メーカー等他社の一括借上げシステムのトラブル説明等(他社には気を付けてください、という説明)に終始しておりました。
そして最後に「当社が30年間一括借上げしますので、安心してください。」と。
(先ほどまで、他社の一括借上げシステムを徹底的にけなしていたのに…。)
ようやく本題に入ったかと思えば、企業からの寮・社宅ニーズへの斡旋を受託しているということのみを強調し、その企業の詳細ニーズの説明はなかったので、突っ込んで質問をしてみました。
最初は、「それは企業さんの内部情報なので話せません。」と言われたので、「であれば検討できません!」と私が言うと、あっさり「〇〇室必要です。」との回答。単身向けかファミリー向けか、広さ・駐車場の有無や家賃とかの詳細ニーズを質問すると、しどろもどろの回答しか出てこず…。
結局、一番聞きたい情報ははっきりしませんでした。
新人の営業マンからの説明ならそれでも仕方ありませんが、名古屋支店長がそんな説明では、しっかりしたニーズを掴んでいないとしか思えません。
アパート建築は、多額の投資をし、リスクを取って事業を行わねばなりません。
そして、アパート事業のお客様は入居者さんです。その入居者情報を持ってアパート建築を勧める会社が、その入居者ニーズ情報を曖昧にしか掴んでいないということはあってはならないことです。
しかしながら、今回は私が突っ込んだ質問をしたためにボロが出ましたが、一般の方はそんなことはわかりませんので、丸め込まれてしまうこともあると思います。
実は、この手の建築業者はとても多いのです。
アパート建築を検討される場合は、充分に気を付けていただきたいと思います。
プランナー 後藤 明